弟が言うにはね、と彼女は話す。これからは大人になるために病気になることや死ぬことを想像するのですって。弟はそれをしないでたいそう愉快に生きてきたけれど、そろそろ年貢を納めるというの。自分だけじゃなくって、恋人も家族も友だちもおなじ。病気になるかもしれない、お金がなくなるかもしれない。そのときに自分は何かをするよと、近しい人に言うために、死と病と困難を想像することにしたのですって。悪くない大人の定義だなと、私は思う。
私たちの人生にはいろいろな困難がある、それに直面したとき正しい判断ができるほど冷静でいられないかもしれない。だから先に言っておくの。私はあなたのためになにかする意志があると、平和なときに言っておくの。
「今夜、ひとつ詩を書きなさい。それをできるだけいいものにしていく。四行、六行、それとも八行。できるだけいいものに。ただし、その詩のことはだれにも話さない。誰にも見せない。やがて、そして、これ以上にならないと満足したら、原稿をビリビリ引き裂いて、ほうぼうのゴミ箱へばらばらに捨てれば、自分の努力の完全な報酬を受け取ったことがわかります。それが創造という行為であり、そこから大きな満足が得られるわけだ。」
— カート・ヴォネガット (via dowhatchalike) (via repsychose) (via jinon) (via noboko) (via suyhnc) (via staki2) (via namisk, tbcl)
ないものにも掌の中の風があり、
あるものには崩壊と不足しかない。
ないかと思えば、すべてのものがあり、
あるかと見れば、すべてのものがない。
— オマル・ハイヤーム 『ルバイヤート』(訳・小川亮作) (via namisk)
お星様にしろ、仁丹ほどのつぶになって後頭部にはいっていてこそ、である。
— 稲垣足穂『タッチとダッシュ』 (via namisk)
音楽であればすべてを愛せるというものではありません。少なくとも僕には大好きな演奏とふつうの演奏とどうでもいい演奏があります。もしかするとそれが僕の限界なのかもしれません。
— すべての音楽を愛することはできない あるいは夕暮れの河川敷のトランペット - 傘をひらいて、空を (via namisk)
「相手の思考を楽観的に期待している状況…、これを、甘えている、というんだ。
いいかい、気持ちなんて伝わらない,伝えたいものは、言葉で言いなさい、
それがどんなに難しくてもそれ以外に方法はない」
— 森博嗣『詩的私的ジャック』 (via hazy-moon) (via hanemimi) (via tsupo)
2008-06-12 (via gkojay) (via eternityscape) (via bo-rude) (via nemoi) (via usaginobike) (via nemoi) (via hustler4life) (via minimumnarration) (via onehalf) (via yellowblog) (via motomocomo) (via namisk)
「さようなら。神様って、つきあいがいのある方かどうか見て来ます」
— アナトール・フランス (『シルヴェストル・ボナールの罪』訳:伊吹武彦)
いざというとき常時の掟を破り得ない者はろくなやつでない
— アナトール・フランス (『シルヴェストル・ボナールの罪』訳:伊吹武彦)